最近はストリートファッションがブームになっているようで、とくに街の若者たちに根強く支持されています。
Supreme(シュプリーム)やStussy(ステューシー)
など、ストリートブランドが以前よりも身近になり、街で見かけない日はありません。
そして、それらストリートファッションブランドの人気にともない、ストリートと関わりが深い「ワークブランド」にもじわじわと注目が集まっています。
ラッパーやスケーターが愛用したことで広まり、ワークウェアという枠を超えたワークブランドは、いつしか街中でもよく見かけるようになりました。
今回は、成り立ちや背景など、ストリートと関わりが深い大人気のオススメ「ワークブランド6選」をご紹介していきます。
ワークブランド最前線!ストリート育ちのおすすめワークブランド6選をご紹介!
さっそくみていきましょう!
DICKIES(ディッキーズ)
まずは、私の一番のお気に入り「ディッキーズ」
ディッキーズが誕生したのは1922年、アメリカのテキサス州。
かなりの老舗ワークブランドです。
ディッキーズといえば、もちろんワークパンツ!
なんと本場のUS企画と日本企画のワークパンツを合わせて、10種類以上ものワークパンツが販売されています。
その中でもとくに有名なワークパンツが、“874”というUS企画の型です。
“874”はディッキーズの代名詞とも呼べる存在であり、2017年に誕生50周年を迎えてもなお、衰えることのない人気をほこっています。

また、ディッキーズはストリートを生業としているスケーターの多くが愛用してきたという歴史もあって、2015年には「スケートライン」というアパレルも誕生しています。

BEN DAVIS(ベンデイビス)
微笑んでいるゴリラのアイコンが特徴的な「ベンデイビス」です。
創業は1935年、アメリカのサンフランシスコ州。
ディッキーズ同様ワークパンツに定評があり、中でも極太シルエットが特徴の“ゴリラカットワークパンツ”が定番です。
その極太シルエットがストリートでもインパクトを残しています。
また、ベンデイビスは愛嬌のあるゴリラのロゴがかわいいということで、女性からの人気も高いですね。
とくに“リュック”が人気で、大容量から女性でも扱いやすい容量まで幅広く展開しています。
ベンデイビスのリュックは、ワークブランド特有の丈夫で頑丈な生地でつくられていて長く使えるうえ、重たいものを入れて運んでも疲れにくいよう設計されています。
通勤、通学、遊び、全ての場面で活躍してくれる万能リュックですね。
RED KAP(レッドキャップ)
1923年創業、赤い帽子がトレードマークアイコンの「レッドキャップ」です。
レッドキャップは、機能性の高いウェアを常に提供してきた歴史があります。
戦時中には軍服、その後は工場用の作業服を手がけてきました。
現在では、メルセデスベンツやフォルクスワーゲン、アウディといった世界のトップ企業の工場にも採用されています。
日本でもホンダの作業服として採用され、その機能性はだれもが認めています。
レッドキャップといえば、こちらも“ワークパンツ”が有名です。
レッドキャップの定番“PT20”という型は、ディッキーズ“874”とよく似ていますね。
違いは、“874”よりもレッドキャップ“PT20”のほうが、若干細身で薄い生地、柔らかさもあるという点。
ただ、しっかりさでいうと“874”のほうが上だと思います。
値段も同じくらいなのでお好みで。
また、最近では“キャップ”や“パーカー”も街でよく見かけるレッドキャップの人気アイテムですね。
DANTON(ダントン)
1931年、フランス発祥の「ダントン」。
ダントンは、多くのアメリカワークブランドと異なり、ヨーロッパ特有のデザイン性の高さと細身のシルエットが特徴です。
ワークブランドでありながらも、どこか垢抜けた都会的なデザインとサイジング。
日本人の体形にも合い、男女ともに着やすいので、人気が高まっています。
アイテムは、アウターやベスト、シャツ、Tシャツ、パンツなど幅広く展開しています。
体のラインを意識したつくりなので、ロング丈のジャケットやコートなども羽織ればスタイリッシュにきまります。
ぜひ押さえておきたいですね。
Carhartt(カーハート)
「カーハート」の始まりは、なんと1889年!
アメリカのミシガン州で誕生した超老舗ワークブランドです。
本国で揺るがぬワークウェアとしての地位を確立しています。
堅実で、とにかく無骨なワークスタイルが特徴的ですね。
カーハートといえば、ヨットの帆などにつかわれている“ダック地”を用いて作られた“カバーオール”が有名です。
カバーオールは、分厚いワークシャツのようなアウタージャケットです。
カーハートのカバーオールは、経年変化により色合いが変わり、様々な表情を見せてくれるのが特徴です。
ヴィンテージとしての人気も高いですね。
また、カーハートは、オリジナルのカラーリングも特徴で、“カーハートブラウン”とも呼ばれるこの色は、ストリートでも鉄板アイテムになっていて非常に人気が高いです。
一度は見たことがあるのではないでしょうか。
Carhartt WIP(カーハートワークインプログレス)
1997年に誕生したカーハートのヨーロッパライン「カーハートWIP」。
もともとのアメリカで誕生した“USカーハート”に対して、こちらのヨーロッパラインを“UKカーハート”とも呼んでいます。
ちなみにWIPは、Work In Progressの略。
もともとのUSカーハートは、長年にわたり労働者のためのウェアでありましたが、90年代に入り、そのタフさや機能性に注目した多くのヒップホップアーティストが愛用し始めました。
もともと作業着だったUSカーハートを、Nasや、Jay Zといった数々の名立たるUSラッパーが愛用し、ファッションへと昇華させたのです。
そして1997年ついに、ワークウェアであるUSカーハートのデザインやシルエットを一新し、よりスタイリッシュに着こなせるように誕生したのがUKカーハートとも呼ばれる“カーハートWIP”です。
カーハートWIPは、まさにストリートが育てたワークブランドといえるでしょう。
その成り立ちもあり、ストリートでは絶大な人気をほこります。
また、カーハートWIPは、スポンサーとしてスケートボードやヒップホップのイベントサポートも行っており、常にカルチャーに寄り添った、シーンを支える存在です。
ストリートとともに今後もさらに成長し続けるブランドでしょう。
あとがき
今回ご紹介したワークブランドは、
・DICKIES(ディッキーズ)
・BEN DAVIS(ベンデイビス)
・RED KAP(レッドキャップ)
・DANTON(ダントン)
・Carhartt(カーハート)
・Carhartt WIP(カーハートワークインプログレス)
以上です。
ワークブランドのアイテムはシンプルなものが多く、どんなスタイルにも喧嘩せずにハマるので、ぜひ取り入れてみてください!
では、読んでいただきありがとうございました!


