ディッキーズ製品の機能性といえば、もはや説明不要の域ですが、この揺るぎない高品質を支えているのは「T/Cツイル」という素材です。
これはワークパンツの「874」や「WD874」をはじめ、ワークシャツの「574」「1574」など、多くのディッキーズ製品にも使われています。
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今回は、ディッキーズ高品質の秘密である「T/Cツイル」についてみていきましょう。
ディッキーズ製品に多く使用!「T/Cツイル」素材の秘密、特徴について
ディッキーズの「T/Cツイル」素材とは?
「T/Cツイル」素材は、ポリエステル65%、綿35%の割合で配合された素材をもとに、ツイルという特殊な縫い方で作られた厚みのある生地のことです。
「T/Cツイル」という言葉を分解してみると、
- 「T」→テトロン(ポリエステル系の繊維)
- 「C」→コットン
- 「ツイル」→ツイル縫い
それぞれの頭文字をとって「T/Cツイル」となっています。
ちなみにこのポリエステル65%、綿35%という配合は、「T/Cツイル」の中でも王道の配合となっているようです。
「T/Cツイル」の特徴はポリエステルとコットンの良いとこどり
「T/Cツイル」は、「ポリエステル」と「コットン」を組み合わせた素材なので、両方の良いところを兼ね備えているのが特徴です。
まず「ポリエステル」の良いところを挙げてみると、
- シワになりにくい
- 洗濯で素材が縮まない
- きれいな光沢がある
- 色落ちしづらい
次に「コットン」の良いところをみてみます。
- 肌触りが柔らかい
- 通気性がある
- 耐熱性がある
- 風合いがいい
なんと、これらの良いところをすべてあわせもっているのが「T/Cツイル」なのです!
まさに両方の良いとこどりですが、実はもっとすごいことがあるんです。
「ポリエステル」と「コットン」を組み合わせることで、お互いの欠点を補いあう
「T/Cツイル」は性質の異なる2つの素材を組み合わせています。
これによって、片方の素材の欠点をもう片方の素材で補うことができているのです。
たとえば、皆さん経験あると思いますが「コットン」には【洗濯で縮んでしまう】という欠点がありますよね。これについてはなんと、「ポリエステル」のもつ【縮まない】特性で補うことができるのです。
そのため、「T/Cツイル」は限りなく縮みの少ない素材となります。
他にも、「ポリエステル」の【硬い質感】を、「コットン」の【柔らかい肌触り】や【優しい風合い】がうまく中和してくれます。
このように、両素材の良いとこどりだけではなく、欠点を補い合うという特徴もあるので、ますます「T/Cツイル」はすごいですよね。
あとがき
「T/Cツイル」素材自体の機能性の高さが、ディッキーズ製品の高品質を支えているんですね。
コットンとポリエステル両方の良いとこどりの素材なので、間違いありません。
では、良いディッキーズライフを!
