四国で「麺」といえば、ご存知の通り香川県の「うどん」が全国的にみても圧倒的な知名度をほこっていますよね。
ですが讃岐うどんのことは今さら私が紹介するまでもないので、ここではもっと四国のアンダーグラウンドな麺を紹介することにします。
激うま!徳島県西部の秘境、祖谷地方で愛されている「祖谷そば」とは?
徳島県西部の山奥に位置する「三好市祖谷(いや)」地方。
ここには知る人ぞ知る四国の激ウマ麺があります。
その名は「祖谷そば」。
知名度はうどんに及びませんが、味に関してはうどんを凌ぐ位置にいると思います。
「祖谷そば」の特徴は太く短い麺
「祖谷そば」のいちばんの特徴は、麺が太く短いことです。
なぜ麺が短いのかというと、蕎麦のつなぎである小麦粉などをほとんど使っていないため、長く伸ばせず切れやすくなっているからです。
そのぶん蕎麦粉の割合が大きいため、蕎麦を食べている感がすごいです。
まさに蕎麦好きをうならせるたまらない味ですね。
また、ふつうの蕎麦は麺をすすって食べるのが一般的ですが、祖谷そばは短いためすすれません。
丼飯のようにガツガツとかき込むスタイルでいただきます。
徳島県祖谷地方は、そばが特産
徳島県三好市の祖谷地方は山間部で平均気温が低いため、冷涼な気候を好むそばの栽培に適しています。
そのため、そばが特産となったのです。
またこの辺りでは、そばを麺として食す以外にも別の食べ方もしています。
それは「そば米」です。
そば米とは、そばの実を塩ゆでして、殻をむき、乾燥させたものです。
そば米をつかった「そば米雑炊」という料理が徳島県西部では一般的な家庭料理として親しまれています。
徳島県の郷土料理 そば米ぞうすい 20食セット そば米雑炊をフリーズドライ
給食なんかにも出てくるみたいですが、そばの実を食べる風習は珍しいですよね。
私も食べたことありますが、プチっとした食感がくせになり、味もあっさりしていておいしいですよー。
終わりに
徳島県西部グルメ「祖谷そば」や「そば米雑炊」、とてもおいしいですので訪れる機会があれば是非食してみてください。
では、ありがとうございました!